起業したてにHPは必須?ホームページを持つ意味や効果、作成方法を網羅的にご紹介♪  

悩む人

起業したてでできるだけ費用を抑えたいし、とはいえ自力で作成するにも手が回らないし、とりあえずホームページはいらないかな…

このような理由から、ホームページ制作を後回しにしている人も多いのではないでしょうか。

ホームページは備品などと違い実体がないだけに、差し迫った必要性を感じません。しかし、ホームページは対外的信用を得るために無くてはならないものです。

記事内では、ホームページを持つ意味や効果、作成方法など網羅的に紹介しています。

 Shiori

起業したてで、ホームページはどうしようかと考えている人は、ぜひ記事内容を参考にしてください♪

企業のホームページ作成にぴったりのレンタルサーバーは?独自ドメインも紹介

本記事の内容
  • ホームページ作成で得られるメリット
  • ホームページの作成方法
  • ホームページの作成にかかる費用
  • ホームページの作成にかかる時間
  • 自分でもホームページを作れるの?

起業時にホームページがないと損?得られる4つのメリット

起業を考えている人の中には、とりあえずはホームページがなくてもいいのでは?とお考えの人もいるのではないでしょうか。

しかし、実際にビジネスを行う上では、起業の段階でホームページを持っておいたほうがメリットを得やすいです。

ホームページを持つことで得られる主なメリットは以下の4つです。

①社会的信用の獲得

起業するということは、エンドユーザーや法人と金銭のやり取りをすることになります。特に法人との取引の場合、初回取引の与信調査は重要です。

企業ホームページもなく、会社の住所や連絡先が公開されていないと、取引を断られてしまう可能性もあります。

金融機関からの融資の審査では、企業のホームページがないと審査に通ることも難しいでしょう。

体外的な信頼を得るということは、ビジネスを展開していく上でとても重要なことなのです。

②優秀な人材を確保する求人にも効果

先述の対外的な企業の信用にも繋がる話ですが、会社が軌道に乗りはじめて人を雇う段階になった時も、企業ホームページのメリットを感じることになるでしょう。

近年の求職者は、インターネットから情報を得ようとします。

ホームページがない、もしくはあっても全く作り込まれていないホームページを見て応募する人はどの程度いるでしょうか。

社内の雰囲気などを上手く伝えている企業のホームページがあると、それだけでも他社との差別化を図ることができます。

将来いい人材を獲得するために、しっかりしたホームページを持っておきたいところです。

③ユーザーの情報を収集できる

BtoB企業やBtoC企業のように対外的に商品やサービスを販売する企業では、ホームページから顧客情報の獲得が期待できます。

顧客の分析は、企業の売上拡大には欠かせません。顧客分析によって、最近のトレンドやユーザーが自社製品のどこに興味があるのかを知ることができます。

ユーザーの興味を集めているコンテンツがあれば、求められている内容がわかるので、今後の商品やサービス展開の重要な方針を見つけ出すことも可能です。

商品やサービスの記事など、関連コンテンツをできるだけ多く用意しておくと、顧客分析が捗るでしょう。

なお、ユーザーの動向は無料で提供されているグーグルアナリティクスやGoogleサーチコンソールを使うと詳しい分析ができます。

有料のヒートマップツールを導入すると、ユーザーの行動やクリックポイントが視覚化できるため、改善のよい材料になります。

④ブランディングと認知度アップ

先述のとおり、今や企業の看板はホームページです。オフィスレス化を進めている企業にとって、ホームページは無くてはならないものとなりました。

ビジネスは認知してもらうことで、スタートラインに立ちます。ホームページを使った会社の宣伝はとても重要です。

インターネットでは、検索による流入も強みの一つです。宣伝の方法次第では、大きな反響を集める可能性も秘めています。

SNSと連携できると、一昔前のテレビCMに勝るとも劣らない宣伝効果を発揮するケースもあります。

BtoC企業で、商品に付加価値をつけるブランディングをしたい場合にもホームページは大いに力を発揮するでしょう。

ブランディングはストーリーが重要です。共感を呼ぶストーリーに、作り込んだホームページを合わせると、より高い効果が発揮されます。

ホームページを作る方法は2通り

ホームページ作成の方法は、

  1. 外部へ依頼する
  2. 自分で作成する

の2通りです。それぞれの方法について、メリットやデメリットを紹介します。

①WEB制作会社へ発注する

ホームページ制作について、何をどうしたらいいのか全くわからない場合、WEB制作会社への依頼をおすすめします。

WEB制作会社はクライアントの言葉やイメージをもとに、ホームページを作り上げてくれるため、専門的な知識は必要ありません。

大きな組織をもつ制作会社では、一つの案件に対して

  • ディレクター
  • デザイナー
  • プログラマー
  • イラストレータ

などの専門家でチームが編成されます。

最近ではWEBサイト制作だけでなく、SEOの内部対策まで手掛ける制作会社が多くあります。選ぶ時はサービス範囲と費用のバランスを見て検討すると良いでしょう。

②自分で作る

自分でホームページを作成するメリットは

  • 低コストでホームページを持てる、
  • メンテナンスや追記を自分でできる

この2つです。起業して間もない段階でコストを抑えられる点も魅力の一つですが、自分でメンテナンスできる点も大きなメリットです。

WEB制作会社へメンテナンス費用を払い続けることなく、自分の思い通りにホームページのリニューアルができます。

ホームページ作成にかかる費用は、基本的にレンタルサーバー代と独自ドメインを取得する費用だけです。

詳細はワードプレスの項で述べますが、WEB制作会社へ依頼するより低コストでホームページ作成が可能です。

ホームページ作成にかかる時間は?

ホームページの規模にもよりますが、

  • 会社概要やサービス範囲
  • 私達について
  • 求人
  • 問い合わせ

以上のような基本的な構成のサイトであれば、経験者で1週間もあれば完成できるでしょう。ワードプレスというCMSを使えば初心者でも、1週間程度で仕上げることができます。

初心者だけどコーディングからホームページ作成に挑戦してみたい、という場合、学習しながら作成することを考慮して1ヶ月みておけば良いでしょう。

ホームページ制作を依頼するときの気になる費用は?

外部へホームページ制作を依頼する場合、費用がどのくらいかかるのか気になるところです。

ホームページ制作は内容によって、少額で作成できるケースもあれば、高額な費用がかかることもあります。

以下、目的別のホームページ制作費用や、フリーランスへ依頼する場合の制作費用を紹介します。

目的別ウェブ制作の目安

【無料〜10万円】とりあえずホームページを揃えたい

間に合わせのホームページが必要になるケースは、

  • 法人用の銀行口座開設のため
  • 取引先からホームページがない会社と取引できないと言われた

など、ホームページがないと話が先に進まない場合です。

ホームページのクオリティは求めないのであれば、10万円程度で作成してもらえるでしょう。ワードプレスなどを使って自分で作る場合、制作費用は無料です。

低価格プランでWEB制作会社へ依頼する場合、テンプレートを用いた簡易的なホームページ制作となるケースがほとんどです。

SEOの内部施策などされていないため、集客の効果は期待できません。

【10万円〜50万円】会社の看板となるホームページが欲しい

商品やサービスを顧客に向けてアピールしたい場合は、予算をしっかり取っておいたほうが良いでしょう。

ホームページは取引先の信用獲得や、人材募集をするときのアピール材料にもなります。企業として最低限の情報を公開し、看板を掲げたいときに目安にしたい相場です。

低価格帯では、テンプレートを基本とした制作になります。オリジナリティを出しつつ、SEOの内部対策も施されたホームページにしたい場合は、30万円以上の予算を組みたいところです。

【50万円〜100万円】魅力的なパンフレットの機能を持つホームページが欲しい

  • 提供している商品やサービスの魅力がくまなく分かる、
  • 充実したコンテンツを見るとつい発注したくなる

以上の魅力を兼ね備えた、本格的なホームページを作成するときの一般的な費用相場です。魅力的な紙のパンフレットと遜色ない出来栄えを目指します。

素材写真の撮影やコンテンツ作成のための情報収集を考慮すると、製作期間は1ヶ月〜3ヶ月程度かかります。

50万円〜100万円の価格帯では、コーポレートサイトやサービスサイトとしての機能はほとんど備わっています。商品やサービスの魅力を余すこと無く伝えるように、作り込まれたデザインのホームページを作成可能です。

起業後に推したい商品やサービスが決まり、本格展開の準備が出来た段階でこの価格帯のホームページ作成を検討すると良いでしょう。

フリーランスへ依頼する

個人で仕事を請け負っているフリーランスに依頼する方法もあります。主なメリットは以下のとおりです。

  • 制作会社に比べて制作費用が安い
  • 柔軟な対応が可能
  • コミュニケーションが取りやすい
  • 納期は短めで小さな案件も対応できる

個人で活動しているフリーランスは、組織で運営している制作会社よりも制作費用が安いです。

依頼の窓口は制作担当者が兼ねるため、スムーズにコミュニケーションがとれます。

制作会社では受け付けていない小さな案件でも、フリーランスは柔軟に対応してくれるでしょう。

しかし、フリーランスは個人のスキルの差が大きく、依頼する時点でスキルを保証するものはありません。フリーランスへ依頼する時は、過去の実績をよく確認しましょう。

価格を格安に設定してるフリーランスは、スキルに自信がないケースがほとんどです。安さに釣られて依頼してしまい、結局時間もお金もかかってしまった、というケースも考えられます。

本格的なホームページを作成したい場合、予算の妥協はしないようにしましょう。

ワードプレスでどこまでできる?自力のホームページ作成

ワードプレスは世界中で採用されている、無料のCMS(「Contents Management System:コンテンツ・マネジメント・システム」)です。ブログやコーポレートサイトのフォーマットとして、サイトの作成や更新が手軽に出来る強みがあります。

以下、3つのポイントにてメリットを紹介します。

①おしゃれでかっこいいテーマを選べる

ワードプレスには、海外製のおしゃれなテーマや、国内用のわかりやすく馴染みのあるページ構成でつくられたテーマなど、膨大なフォーマットが用意されています。

海外製の無料テーマはおしゃれでかっこいいものが多いのですが、英語でのページ作成が前提となっており、日本のサイトには向きません。

機能も複雑でわかりにくいものが多く、初心者が扱うには少々敷居の高さを感じます。

はじめてワードプレスを使う場合、有料テーマを使うと良いでしょう。

有料テーマはお金がかかりますが、使いやすい機能が備わっており、頻繁にアップデートが行われています。ユーザーが多く、疑問点を解消しやすいメリットも見逃せません。

ブログ向けのテーマから、おしゃれなコーポレートサイト向けのテーマまで業態に合わせてテーマを選択できます。

②ブログスタイルのページ更新ができる

ワードプレスはブログスタイルでホームページ作成ができるツールです。

ブログと同じ感覚でお知らせや記事の更新ができるため、サイトメンテナンスの煩わしさがありません。

テキスト入力と画像の貼り付けでホームページを作成し、継続的な更新ができるのはワードプレス最大のメリットです。

③ドメインやサーバーの契約が必要

ワードプレスでホームページをつくる場合、URLを取得する時のドメインと、サーバーが必要です。

ドメインの取得は、お名前.comやムームードメインなどドメインを販売している会社から購入します。

ドメインの大まかな価格相場は以下のとおりです。

  • .com.net.orgなど一般的なドメインは年間約1,000円〜2,000円
  • .xyzなどの格安ドメインは年間約5円程度
  • 契約したサーバーのサービスにより無料で取得できる場合も

ドメインは年間契約です。更新を忘れるとサイトにアクセスできなくなるため、注意しましょう。

会社のホームページのドメインを取得する場合は、.com .co.jpなどがおすすめです。

安いレンタルサーバーの実力は?

色々な会社からレンタルサーバーが提供されていますが、安ければいいというわけではありません。月額利用料が安いサーバーは、表示速度が遅かったり、サーバーそのものが不安定だったりする可能性があります。

表示速度はGoogle検索の順位にも影響しますので、レンタルサーバー選びの際は重視したい項目です。

ホームページにブログ記事を更新し続ける場合や、ちょっとしたECサイトを併設する場合は、最低でも100GB以上のレンタルサーバーを選びましょう。

使いやすいワードプレスのテーマや、ドメイン取得先、レンタルサーバーのおすすめをこちらのページで紹介しています

企業のホームページ作成にぴったりのレンタルサーバーは?独自ドメインも紹介

ビジネスの起点はホームページから

企業にとってホームページは、会社の看板としての役割を果たし、かつ名刺にもなる重要な役割を担っています。

対外的な信用を得る目的で、起業まもない段階でも最低限の内容は揃えておきたいところです。

ホームページの制作は、費用をかけて外部に発注するか、自力で作成する方法があります。

自力で作成する場合、基本的な操作で本格的なホームページを作成できるワードプレスを活用すると良いでしょう。

ワードプレスの立ち上げに必要なテーマやドメインの取得、レンタルサーバーの選び方は、こちらのページでも紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。

企業のホームページ作成にぴったりのレンタルサーバーは?独自ドメインも紹介