この記事では、会社を設立するにあたって作成をする必要がある定款について作成方法、認証方法についてまとめていきたいと思います。
定款とは?
まず、定款とはなんなのでしょう?
定款とは、会社を運営していく上での基本的規則を定めたもののことを言います。その会社の名前や事業内容、所在地、事業年度などなどの事項をその中で規定します。
つまり会社というのは、登記する時点で、どんな仕事をするかが明確になっていないといけない訳なんですね。
しかもその定款は、自分達が勝手に思いの中で決めておけばいいのではなくて、具体的な基本事項を定めた定款は、その後、会社の本店所在地を管轄する公証役場に提出して、認証の手続きを受けなければなりません。
これを定款の認証と言います。
私はこの会社設立freeeを利用して会社の設立を行いましたが、定款の作成や認証の部分のサポートも行なってくれるのでおすすめです。
定款の作成方法について
まず、定款の作成を行います。今回、私が利用した会社設立freeeを参考に見ていきたいと思います。
まず、会社概要定め、会社の内容を決める必要があります。
会社名や事業を行う目的、資本金の額、などを決めるのです。
次に決めた内容に基づいて、定款を作成をスタートします。
まず、freeeでは自動的に定款のイメージを作成してくれるので、一度自分で確認します。確認し、大丈夫であれば、実際に作成に移ります。
専門家側で確認・署名準備を開始します。通常3〜5営業日で電子署名をおこない、定款が実際に出来上がります。
定款の認証方法
つぎに、この定款が正式なものだと証明してもらうために、公証役場で認証してもらう必要があります。近くの公証役場を選択し、必要な持ち物を持って手続きを行います。
◼️持ち物
- 専門家の電子署名済み定款
- 委任状(freeeが作成)
- 現金約52,000円(定款認証代金)
- 公証役場に行く人の本人確認書類
- 新しいCD-R(定款の電子データの受け取り用)
- 発起人の印鑑証明書(発行から3ヶ月以内)
- 発起人の個人実印(当日の修正がある場合に必要)
※株式会社の場合。合同会社の場合は定款の認証が必要ありません。
ここまで行うことで、定款の認証が完了します。
さいごに
世の中の会社は皆こうやって設立時点で何をやるのかを決定して、宣言して、しかも国がちゃんと管理してるとは、驚きでした。
この時少し覚えておくといいポイントは、確かに起業時にやりたい事ややる事は決まっていても長年会社をやっていく中で、やりたい事が変わる事もありますよね。
その際いちいち定款を書き直すとまた 登録の作業が発生するので、将来やりそうな事も、定款に含めておくといいようです。
私達も、投資業務とか店舗の運営みたいな最初はあまりできない事も含めるようにしました。
会社設立の登記が完了した後は、定款の中で定めた内容にしたがって、会社を運営していくことになります。
会社設立freeeはやることが順番に書かれていて初心者でもわかりやすく、さらに利用料無料なので、これから起業という方はぜひ登録してみてくださいね。
◼️資本金の額
資本金の額はいくらからでも設定できますが、HPなどに書く必要があるため100万くらいからがいいと思います。
ちなみに、『貯金は100万円あるんだけど、それを全て会社に費やすのは・・・』って方も安心してください。その時に100万円を用意したという記帳のコピーが必要なので、あとで自分の手元に戻しても大丈夫です。