こんにちは。今日は現代のデジタル社会が生み出そうとしている世界、Society 5.0について考えてみました。
Society 5.0は、簡単にいうとサイバー空間(仮想空間)とフィジカル空間(現実空間)を高度に融合させたシステムにより実現する社会のことです。
まずは、この社会を実現するにあたり、必要な基盤技術についてお話しします。
”もの”に割り当てられたIPアドレス
ネットに繋がる全ての端末や装置には、実は『IPアドレス』という番号が割り振られています。
これは人間でいう名前のようなもので、それぞれのものを区別するためについた番号です。
しかし、人間と違うのは1つ1つのIPアドレスは決してかぶることがないということ。
もし同じIPアドレスがあると、ネットに繋がる際にどちらのIPアドレスにつなげばいいのかわからなくなってしまいます。
今までIPアドレスをつけるための基盤技術として使われていたのがIPver4というものです。
今まで活用していたIPver4
IPver4、これがどんな技術かというと、32ビット(2の32乗、つまり43億個)の数で、存在している全てのものにIPアドレスを割り当てるというもの。
しかし、ものがどんどん溢れでてくる世の中で、実際に全てのものに割り当てるには32ビット(2の32乗、つまり43億個)だと足りないという問題が発生しました。
そこで登場したのが新しいIPver6という技術なのです。
新しくなった技術IPver6とは?
この技術が今までとは違うのは、今まで利用していた32ビットで番号を割りふるのではなく128ビットで表すようになったということです。
128ビットというと2の128乗を指します。つまり2×2×2×2×2×2×2×2・・・・・・・(128回続く…)もうここまで行くと天文学的数字です。
つまり、このIPver6によって、世の中にある全てのものがIPアドレスで割り当てることができるようになったのです。
ここで指す全てのものというのはケータイ、タブレット、テレビのような電子機器だけではありません。
机、メガネ、本、コップ・・・・世の中に存在する全てのものです。
これによってIoT(Internet of Things)、つまりモノ同士がインターネット経由で通信しあえる世の中になったのです。
Society 5.0で実現する社会とは?
Society 5.0で実現する社会は、このIoT(Internet of Things)で全ての人とモノがつながり、今までにない新たな価値を生み出すことで、これらの課題や困難を克服することや、人工知能(AI)により、ロボットや自動走行車などの技術で、少子高齢化、地方の過疎化、貧富の格差などの課題が克服される社会です。
社会の変革を通じて、希望の持てる社会、世代を超えて互いに尊重し合あえる社会、一人一人が快適で活躍できる社会となります。
DX(デジタルトランスフォーメーション)、ビックデータ、VR、クラウドサービス、ICT、AR・・・などなど現在よく聞くようになって来た横文字の様々なIT用語、これらもSociety 5.0がもたらす社会に付属した言葉です。
私の大学もこの辺りを勉強するものでした。
昔はケータイもメールも、電話も・・・ましてやAI技術なんてありませんでした。そんな中で、人と人とが繋がりあい、助け合い、笑い合いながら、様々な発展を遂げて来たのです。
情報技術が発展したことによって世の中はすっごく便利になりましたが、一方で情報化があまりに進みすぎていることで地域のコミュニティや、人との繋がりも希薄化しており、少し味気なくなって来ている気もします。
やはり人はデジタル化が進んでもあたたかい気持ちを持ちたいものです。
この思いを形にした絵本サービス
弊社ではそんな思いから、情報技術を利用しながらも何か、人と人との温かみや、思いを届けることができるサービスを作ることができないか、新らしい価値を生み出すものを作れないかと去年よりずっと考えておりました。
そこから様々な経緯があり、至ったのがオリジナル絵本サービスです。
オリジナル絵本サービスについて
この絵本は、今までの思いや、伝えたい気持ち、歩んできた道のり、それらを脚本家が1つの物語にして、イラストレータが暖かいイラストを作成することで、1冊の絵本を作成し、伝えたい人に向けてプレゼントするというものです。
さまざまな気持ちを1つの形にする、そんなサービスにすることができないかなと思っています。
現在、このサービスは『結婚』と『お子さま』に焦点を絞ってリリースしていますのでぜひみてみてください。
結婚式オリジナル絵本サービス MOOVED BOOK
子供向けオリジナル絵本サービス Storia
さいごに
少し長くなってしましましたが、現在どんどん進む情報社会、それによって将来生み出されるSociety 5.0。
弊社は、最新のICTを使って景色を変えたいという理念で作られた企業です。でもその技術を使うのはもちろん生身の人間です。
この絵本サービスに関しては、手書きの感じとか、人が考え出す物語とか、できたものを人と人が一緒に読む感じなどの、要素を残したいと思っています。
ですので、脚本や、色んな事例からAIで書く事や、写真から自動でイラストにする事はできますが、そこをあえて人間がやる事、でも作業や流通はなるべくICT使って効率的に行うこと。
そして最後に手で取る事のできる絵本にするから、渡す際にいう一言や一緒に読む際の振れあいに、Society5.0の社会で置いていかれそうな人間臭さもだせるのかなと思いました。
これらの技術によって社会が大きく発展し続けているのは確かです。弊社でも技術を使って、温かいサービスを生み出して生きたいと思っています。
コロナ感染者も毎日少しずつ少なくなって来ており、2021年6月20日になれば緊急事態宣言も一旦は解除されそうですね。
早く元どおりの世の中になってくれたら嬉しいです。
コメントを残す