起業時に必要な資金の調達方法である助成金に応募するまでの流れ

起業時に必要な資金の調達方法、もちろん資金は十分にあるなら問題ないですが、私の場合は、普通の女子大生でまとまった資金もありません

社会的に信用がある訳でもないので、借りることもできません。

そんな時にどうすればいいのか?

そこで活用したのが、助成金なのです。皆さんは助成金というものを知っているでしょうか?

この記事では助成金とはなにか?どのように助成金を申請し、資金を調達できるのかについてお話ししたいと思います。

助成金とは??

助成金とは、事業を始めようとする時や、事業を運営していく中で、資金を貸し出しではなくて、助成してくれる、つまり返さなくていいという、大変大変ありがたい仕組みなんです。

資金の出元は、国や都道府県などの物や、銀行系の物、企業系などの物があります。

よく融資という言葉も聞くことがあると思いますが、こちらはお金を必要とする者に貸し、資金を融通するということなので、お金を返す必要があります。

融資金と、助成金では大違いです!

また、銀行から融資を受けたいと思っても、起業したてだと、なかなか審査がきびしいです。

どのように申請するのか?

助成金の申請手続きは、助成の種類にもよりますが、事業内容などを書いて提出し、審査に通ると、事業費用が貰えます

内容にもよりますが100〜200万円ほど補助してくれます。

新規立ち上げ事業向け助成金などもたくさん出てくると思います。

私の会社は、兵庫県に設立したので、兵庫県の助成金に応募しました。助成金で調べたら色々出てきます。

兵庫県 助成金一覧

こんな感じでたくさんの助成金が並んでいます。

私が助成金に応募したのは、アプリ開発をしたいと思っててアプリ開発費にまとまった費用が必要だったからです。

選考方法は助成金の種類によって様々ですが、私が申請したものは、書類審査に通った場合、次はプレゼンを行い、その後採択決定という流れでした。

ここからは助成金申請の流れについてお話しします。

助成金申請の書類審査の流れ

まず書類審査の流れについて。

『住んでいる地域+助成金』と調べると受付中の助成金がたくさん出てくると思います。

もちろんそこから資料をダウンロードして、自分で記入しても大丈夫なのですが、何と言っても私は初めてで、どのように書くのがいいのかわからない部分もあったので、

商工会議所という中小企業・小規模事業者の経営支援を行なってくれる場所に向かいました。

助成金の話を聞きに商工会議所に

商工会議所では、起業サポートなども行われています。それで、パソコンで見つけた助成金の部分をコピーして、商工会議所に行って概要を聞きに行きました。 

この行動力は、起業においては大変重要

とにかく自分で調べる、そしてわからない事は聞く、現場に向かう、机の上で考えていても何も始まらないと思います。

商工会議所の方は皆さんとても優しくて、丁寧に教えてくださります。

助成金の資料もいくつか持って行ったのですが、私のビジネスアイデアなどから一緒にどの助成金がいいのかを考えてくださりました。

そして、その助成金を書く上で注意することや、審査する人が見ていることなどを教えてくださりました。

2回目の商工会議所

さて、1回目に行った時に色々教えていただいた内容を元に、資料を作成に移りました。

それを持って、もう一度商工会議所へ。

初めての事業ということで、その日、経営コンサルタントの方も来てくださり、ビジネスプランなどについての助言もいただきました。

すごい、60分間ほどみっちりと経営とは何かについてお話しいただきました。(無料です(笑))

その日の写真ですが、ホワイトボードを使って授業のような感じです。

経営コンサルタント
経営コンサルタント

私が、感じたのは、社会は私が思っていたよりもはるかに起業を助けてくれる愛に満ちている(笑)

私は、商工会議所のメンバーでもなんでもありません。悩んでいる人を気持ちを助けてくれる人が、ほんとに多いんです。

だから、これから起業を考えている人は、是非そこを信じてチャレンジしてみる価値あると思います。

特に、学生で訪れてきた人は今までいなかったみたいでとても親身になってお話を聞いてくださいました。

私が行ったのは尼崎市の商工会議所です。

ちなみに、その時お世話になった方は、1年後もう一度商工会議所へ訪れた際もいらっしゃって、覚えてくださっていました。感動。

企画の内容をまとめる

私が考えた企画の内容は、行動達成アプリです。

人が目標を持っていても、「時間」「付き合い」「挑戦する勇気」「人手不足」など様々な理由で挫折に至るというニーズを受け、アプリ上で目標を達成したい人が目標宣言を行い、

その思いを様々な人と共有することで、本人のやる気を高めると共に、それをきっかけに人と人がつながることを支援し、新たな価値を生み出したいという内容のアプリを企画しました。

企画書には、事業内容の他にも必要経費や、新規性、PRポイント、広告の方法や経費、事業スケジュール等もまとめます。

結構大変な作業・・・。でもあきらめないでください!!

ポスト投函

最後に、祈りを込めて、ポスト投函です。ここが大切。祈りを込めます(笑)

これで助成金を出すまでの流れは以上です。1ヶ月後ほどたつと、結果通知が届きます。

書類審査が通ったら。

助成金

さて、結果通知が届き、審査が通った場合、次は2次選考へと移ります。通らなかった場合も諦めてはいけません!その内容を元に他にも何個か提出してみてください。

2次選考ではプレゼンが行われました。プレゼンでは20人ほどの審査員がいて、真ん中に巨大なタイムウォッチがおいてあり、5分間のプレゼンの後5分間の質疑応答、という流れでした。

超緊張。

緊張して言葉が出なくなることを考えて私は、資料に喋る内容をまとめてチラチラ見ながら話しました(笑)

質疑応答でも思いがけない質問が飛んで来たりしますが、慌てず自分なりに答えるのと、素直に答えることが大事だと思います。

10分間でタイムは終了。2次選考も終了です。

その後の流れ

ここまで終われば、あとは審査待ちです。審査が通った場合、審査結果の通知がきます。

そのあとは、助成金を受け取るための手続きを行い、助成金が口座に振り込まれる流れとなります。

何度か行うと、流れがつかめてくると思います。ぜひ上手に活用してみてくださいね。